神戸で芸術を堪能

昨日、神戸のジャズストリートに行くつもりが、事前に情報を把握していなかったために、まったく頓珍漢なところをうろうろ。
結局、ジャズに遭遇できず。

三宮駅周辺にはジャズを感じさせる表示物も関係者もなく、高槻のジャズストリートをイメージしていたので拍子抜けでした。
北野にも行ったのですが、運悪く歩いた通りが一本東より。
そこにも何の案内もなかったのでした。

しかたなく東遊園地の様子を窺い、三宮センター街のジュンク堂で書籍を購入。

これは錯視を用いた東遊園地にあるレリーフ。
以前からレリーフがあるのを知っていましたが、錯視を取り入れているのに初めて気付きました。
左側から見ると正面を向いているように見えますが、右へ移動するにつれ、右を向くように見えます。

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実はこの顔は凸でできているのではなく、凹んで顔が形成されているのです。
右の男性の顔は普通のレリーフと同じように凸でできています。

真横から見ると、よく分かります(ほんま?)

一般にはこのような凹面を用いたレリーフ錯視は正面の顔が用いられます。
すると、見る角度を変えてもいつもこちらを向いているように見えるからです
以前紹介した記事はこちら↓

錯視アート

帰宅後調べると、神戸出身の彫刻家、新谷琇紀(しんたに ゆうき)氏の作でした。
通路を隔てて、このレリーフの右側には凹凸逆のレリーフもあることが分かりました。
男性の顔がどんな変化をするのを見たかった!
次回のお楽しみに取っておきます。

しかし、なんで気づかんかったんやろ?

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老祥紀のぶたまんが食べたくなったので、久しぶりに元町商店街へ行くことにしました。
南京町の店は昔から行列ができているので、いつも元町商店街の方へ行ってます。
20年かぶりに食べて、昔と違うような感じを受けました。
あんも少ない感じがしたし、肉汁がじゅわっとも出てこない。
味が落ちたと言わざるをえないです。
それとも舌が551蓬莱のぶたまんに慣れてしまったせいか?

さて、元町商店街ではミュージックウィークと称して、何箇所かでストリートコンサートやってました。
こちらは基本的にクラッシックです。

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こちらは連ドラ「べっぴんさん」の主人公、坂野惇子さんが創業したファミリアの、神戸元町本店。

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そして思いがけず、ダイヤの原石のような、いい音楽を聴くことができました。

スーパーキッズオーケストラ。
ホームページにあった紹介文。

『兵庫県立芸術文化センターのソフト先行事業として2003年より始まった、音楽が大好きな小学生から高校生までの弦楽器によるオーケストラです。
芸術監督は、兵庫県立芸術文化センターの芸術監督であり、世界的に活躍する指揮者である佐渡裕が務めており、その佐渡裕が、最も愛情を注いでいるオーケストラが、このスーパーキッズ・オーケストラです。
全国からトップクラスの演奏技術を持つ、小学生から高校生までのジュニア演奏家をオーディションし、厳しい選考を通過した未来の演奏家たちは、合同練習や夏合宿そして本番公演を通じて、かけがえのない音楽体験をしていきます。そして、演奏技術を磨くだけでなく、「音楽」ができることの幸せを子どもたちと共有していきます。
佐渡裕が率いる「スーパーキッズ・オーケストラ」は、世界で一番輝くオーケストラを目指しています。』

なんと、スーパーキッズ集団だったのです。

本番前の音合わせを聞いた瞬間、単なる音楽好き少年少女ではないと分かりました。

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演奏を聴いていると、大人がええ加減に生きているのが恥ずかしくなりました。
日本科学技術大学教授上田次郎に言わせれば
「なぜベストを尽くさないのか」
です。
彼らから大きなパワーをもらいました。
音楽の持つ力は計り知れません。

後姿は小学生ですが、ダイヤモンドの原石としての才能は十分。
世界にはばたく演奏家が、かれらの中から出てくることを祈ってます。

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演奏の様子はこちら↓

左手一眼レフ、右手動画用にコンパクトを持っていたので、画像が揺れています。
ご勘弁を

ジャズは聴けませんでしたが、芸術を堪能できた神戸の町でした。

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